突撃!目利きインタビュー!!

今年のシブカル祭。で全力女子たちを応援してくれる
“目利き”の皆さんにスペシャルインタビュー!
あんな人からこんな人まで、目利きから読み解くシブカル祭。2013!!!

第5回 加賀美健さん/現代美術作家

13 10.21 UP

プロフィール

現代美術作家。ドローイングやスカルプチャー、インスタレーションまで表現形態は幅広い。代官山にある古着&セレクトショップSTRANGE STOREのオーナーも務める。 http://www.kenkagami.com/

Q1
シブカル祭。はご存知でしたか?
A1
昨年は点子ちゃんと一緒にライブペインティングをしたのですが、その前にも、渋谷に来たときに目にして、女の子だけのお祭りなんて面白いなぁと思ってました。今回は自分のブースをディレクションするってことで参加して面白かったし、僕のブース以外にも知り合いがたくさん出ているので、楽しくやらせていただきました。
Q2
シブカル祭。って、加賀美さんにとってどんなイメージですか?
A2
若くてぴちぴちしたイメージですね。若い男の子のイベントだと、部室みたいにくさいイメージになるでしょ? でも、それよりもうちょっといいにおいな感じと、陰な感じが混ざったようなイメージですかね(笑)。
Q3
加賀美さんブースに参加しているお二人の写真家、江崎さんと小嶋さんについて教えてください。
A3
江崎さんはもともとお店(ストレンジストア)のお客さんだったのですが、仲良くなって作品を見せてもらったら面白くて。小嶋さんは共通の友人がいて、彼女にも作品を見せてもらう機会があって、そこから交流を深めていきました。今は3人でお互いの写真を買い合ったりもしています。たくさんいる写真家のなかでも特に、写真を見れば2人の作品とわかるような強さがあったので今回お声掛けしました。小嶋さんの作品はとてもきれいなんですが全体に漂う物悲しさが魅力で、江崎さんの作品はストリートさの中にある彼女なりのコンセプトのようなものに惹かれます。お互い雰囲気が両極端なので同じスペースに展示したら面白いかな、と思いました。

Q4
加賀美さんのルーツについて教えていただけますか?
A4
僕はスタイリストのアシスタントを、19歳から6年くらいやっていました。だけど、途中でアートの方へ興味を持つようになったので、バイトしながら作品制作をしてました。最初から仕事にするつもりでアートをやっていたというよりは、好きで、写真なり絵なりを続けていたら展示をする機会をもらって、そこでまた誰かが面白いねって声かけてくれたりで、段々とステップアップしていった感じですね。肩に力を入れて頑張るよりも、自然と続けていったことが今の自分に結びついていると思います。
Q5
東京のカルチャーについて、どのように思いますか?
A5
僕は生まれも育ちも東京なんですが、東京にいる人はだいたい東京出身の人じゃないし、NYみたいにごちゃごちゃのカルチャーですよね。東京出身じゃない人が意外と面白いことをしていたり。まだ東京に出て来てない子たちを巻き込んで、東京対地方の若手作家対決みたいな企画をシブカルでやっても面白そうです。東京にはお店や情報量がものすごくあるけど、ファッションにしても結局ジーパンにコンバースを履くような、オーソドックスなスタイルが今も受け入れられている。ファッションもアートもずっと繰り返しのなかで変異していくのだと思います。最初から新しいものなんてもうないし、新しすぎるものはやはり未だに受け入れられない部分もあって。昔の人が思い描いたようなSFチックな格好だって、結局誰もしていないし。だからそのずっとあるベーシックな流れの中に、どれだけ新しいエッセンスとか、見た事ないようなものを違和感なくマッチさせられるかがアーティストの腕の見せ所かもしれませんね。

Q6
これからの時代を作るであろう若い女子クリエイターにおすすめしたいモノやコト、またはメッセージをお願いします。
A6
アートを学んでいる人だけがアーティストになるような時代でもないし、何でもありなこの時代に頭ひとつ抜け出るのは大変なことだと思うけど、やっぱり続けることが大切だと思います。嫌になればやめればいいし。クリエイター活動なんて別に頑張ってやることじゃないから、頑張ってくださいっていうのも変だし。う〜ん、メッセージは、体に気をつけてください。あと親孝行しましょう、で(笑)。