突撃!目利きインタビュー!!

今年のシブカル祭。で全力女子たちを応援してくれる
“目利き”の皆さんにスペシャルインタビュー!
あんな人からこんな人まで、目利きから読み解くシブカル祭。2013!!!

第2回 千原徹也さん/アートディレクター

13 10.01 UP

プロフィール

「株式会社れもんらいふ」代表。1975年生まれ。大阪・京都でデザインを始め2004年に上京、2011年にデザインオフィス「株式会社れもんらいふ」を設立。広告、装丁、ファッションブランディング、WEBなど様々なジャンルをデザインしている。「シブカル祭。2013」のアートディレクションの他、森美術館「六本木クロッシング2013」、VIVIENNE TAM、Yohji Ymamamoto、mypanda、ZUCCa 25周年キャンペーン、舞台「遠い夏のゴッホ」、舞台「100万回生きたねこ」、レスリー・キー写真集、Zoff SMART、きゃりーぱみゅぱみゅ振り袖、絢香ニューアルバム「遊音倶楽部」などがある。

Q1
今回制作いただいた「シブカル祭。2013」のビジュアルのコンセプトなどを教えてください。
A1
今回のビジュアルの特徴は「目」です。今年のシブカル祭。のテーマにもなっている、“全力女子”を表現したかったので。これは“全力女子”の目をイメージして、タイポだけでなくロゴそのもので強く訴えかけるビジュアルにしました。
Q2
普段、ビジュアルを制作する上でのアイディアの源などがあったら教えてください。
A2
子どもの頃、自分がハマってきたものが大人になった今も常に潜在意識にあるんです。それを思い出すために、雑誌や本を読み返したりしています。僕は中学生くらいからカルチャーに興味を持ち始めました。映画館に行くたび、絶対にその映画のパンフレットやビジュアルブックを買っていました。『インディージョーンズ』の製作過程とかすごく興味深くて、読み込んでしまうんですよ。その習慣は今も変わらないですね。特にゴダールや市川崑の映画、手塚治虫の漫画にはとても影響を受けてましたね。スコセッシとデニーロの『タクシードライバー』のオープニングタイトル画面とか、今もなお、強烈にイメージとして残ってます。そういうイメージの断片をふとした瞬間に思い返してみることで、アイデアが生まれてきます。

Q3
シブカル祭。は知っていましたか?知っていたならその印象も教えてください。
A3
もちろん知っていました。パルコっていうメジャーな施設でのイベントなのに、コンテンツを見てみるとすごくサブカルチャーっぽくて、そのギャップが面白いなぁと思っていましたね。
Q4
若い女子クリエイターを紹介するシブカル祭。ですが、あなたが若手女子クリエイターから得た刺激や印象的なエピソードを教えてください。
A4
「れもんらいふ」は、僕以外はほとんどみんな女子スタッフなんです。男の子って、変にカッコつけちゃうところがあるじゃないですか。それに比べて女子はそれこそ“全力女子”っていうか、やりたいことや今目の前にあるものに迷わず全力で頑張っていく姿勢があって、ミーハーはミーハーでいいでしょ、っていうスタンスが潔かったり。僕は毎日、周りの女子スタッフからパワーを感じていますね。
Q5
これからの時代を作るであろう、若い女子クリエイターに伝えたいコト、またはメッセージをお願いします。
A5
うちの会社に面接に来る若い人を見ていてもそうなんだけど、とにかく早く、表現に到達したがる人が多い気がするんです。まだまだ技術やクオリティが追いついてないのに、すぐにでもその域に達したい、と思っているような。海外に行っていろんなものに触れたり、資料を読み漁ってみたり、時間があっていろんなことを吸収できるときに、できる限りたくさんインプットするべきだと思うんですよね。アウトプットは、社会人になったら自然としなければいけないことだから、若いときこそインプットに時間をかけてほしいですね。僕が若い頃なんか、レコードひとつ探すのにお店を3軒まわったり、そこから店員さんと会話が生まれて別のレコードを教えてもらったり……なんて発見がいっぱいありました。今はネットがあるからそういう苦労がなくて、だからすぐに忘れてしまう。SNSとか自分から発信できるツールも多くなり過ぎて、発信して満足してしまう人も多いんじゃないかな。若いうちにもっと時間をかけて、色んなことに深く頭を突っ込んでみてほしいです。あっ女子クリエイター関係無くなってしまいましたね(笑)。
Q6
渋谷という街について、どう思いますか?
A6
渋谷は東京で一番好きな街です。事務所もずっと渋谷に構えています。僕はもともと関西出身なんですけど、20代の頃は渋谷系が一番流行った時代だったし、そういう憧れもあったかもしれないです。今は、自分がアートディレクターとして、デザインでもいいし、もしくはなにか別の形でもいいから、もっと渋谷という街を盛り上げる取り組みをしていきたいですね。